2014年12月17日水曜日

選挙を終えて思うこと

秋バラ 北山植物園


私たちの子供の頃は、親も私たち子供も病院に行ったことがありません。
今は医療が進歩し、食生活も栄養価の高い物を何時も頂けるようになって平均寿命も延びました。
今は肥満で病気になる人が増えました。整形外科などは老人たちの社交の場になっています。
膝が痛い、腰が痛いと言っても外科的治療が必要でない人は、電気治療などをしていても根本的解決にならないのではないでしょうか。
筋力をつける運動、筋を伸ばし柔軟にするストレッチ運動が必要です。健康に対する国民の意識を変える政策が必要でしょう。
認知症になれば人間ではなくなります。識別が出来ないのです。家族の顔も分らない、自分が何をやっているかもわからないのですから、私はそうなれば早く逝かせて欲しいと妻に言っています。
識別が出来る段階で本人の意思と、家族の同意が得られれば逝かせてやってもいいのではないでしょうか。
末期癌でもそうです。家族の者が見るに見かねてもう逝かせてやって欲しいと言うくらいに苦しみます。
苦しんでも一過性のことで治るのであればいいのですが治らないのです。これも本人の意思と家族の同意があれば逝かせてやればいいのです。
膨大化する医療費も現実的に踏み込んで行けば、国民の意識も変わり、無駄もなくなるのではないでしょうか。
 命や健康に関することは聖域で触れられないというのではなく、もっと突っ込んで改革することは多いと思います。
保険料、治療費の値上げ、取ることばかりを考えないで、どうすれば減らせるかを考える政策を行ってほしいですね。

2014年12月16日火曜日

選挙を終えて

衆議院選挙が終わりました。結果は想像していた通りでした。
これで自民党が結党以来の悲願である改憲問題の議論に拍車がかかると思います。
未だに日本は経済大国などと評価を受けながら完全自立ができていません。
平和憲法を維持することは世界に誇れることだと言われる人もいますが、アメリカとの同盟がなければそんな悠長なことは言っておれないでしょう。
同盟国であるアメリカも経済的に衰えて来ている今となっては、早く日本が軍事的に完全自立して、その上で我が国と友好同盟を結びたいと思っているのではないでしょうか。よく辛抱してくれていると思います。
主権は国民にあります。そんな時代に軍隊を有することは戦争に繋がるというようなことを考えている人は、主権者である自分たちを愚か者だと言っているのと同じではないでしょうか。
今回の選挙では、与党はアベノミクスを全面に押し出して戦いましたが、与党の公約はそれだけでなく、集団的自衛権、原発再稼働なども含まれています。
与党が大勝したということは、国民がそれを承認したということになります。よく投票率が低い中では、国民の合意を得たとは言えないなどといいますが、棄権をしたということは現状に不足はない、概ね満足であるという意思表示だと思います。本当に不服、不満を持っていれば意思表示に選挙に出かける筈です。
主権は国民に有り、国民が動けば政権は変わるのです。

2014年12月13日土曜日

尼崎中央商店街

私の若い頃の尼崎中央商店街には鮮魚店などはなく、ほとんどは衣料店だったのですが、今はスーパーのような大規模な生鮮食料店が出店していて、様変わりしています。
それでも昔ながらの店が何店か残っています。その一つが枡千という屋号の練り天ぷら屋さんです。
スーパーで売っているゴボ天は小さくて、ゴボの香りもしないのです。ここのゴボ天はボッテリと太くてゴボの香りもして美味しいのです。おでんに入れて食べなくてもそのままでも美味しいのですが、おでんに入れて芯まで温まったくらいで頂きますと更に旨みが増します。練り物はあまり煮すぎない方がよいですね。
最近は手作りをしている練り天屋さんが少なくなりました。手作りですとどうしても値段的に高くなるから、売れないからでしょうね。スパーで売っているゴボ天は勿論のこと、他の練り天も美味しくないのでおでんを作ることが少なくなりました。歳を取ると値段優先よりも、美味しいものが食べたいですね。

2014年12月11日木曜日

ノーベル賞受賞



知識、知恵は悪さや邪魔をしない
悪さや邪魔をするのは欲望だ
欲望がなければ人は進化しない
ノーベル賞の受賞者は神に神格した証だ
ただの欲望だけでは届く域ではない
人のため世のためだけを考えている
有り難い有り難い有り難い

2014年12月10日水曜日

女性のウエストサイズ

私が映画演劇の衣裳担当していた頃は、やはり食生活の違いと、そして習慣が大きく影響していたのでしょうか、女性のウエストのサイズは今よりも細かったのです。
私の若かった頃のOLの出勤スタイルはスーツ姿が一般的でした。
今の学生が就活で会社に面接に行くときのスタイルが通勤着です。パンツ姿はあまり見かけませんでした。
タイトスカートは下半身のシルエットが目立ちますので、習慣が女性のウエストを細く保ったかもしれませんね、。
それよりも食生活と生活様式の変化によって、体格が大きくなったことが変化の大きな影響でしょうね。
7号サイズが標準で、ウエストサイズは55cm~58cmくらいでした。60cm以上は大きいなという印象であったことを覚えています。
体格は一般的に大きくなったことは確かですが、身長は今も153~156cmくらいの人はたくさんいるでしょう。それでもウエストは今は62~65cmくらいは平均になっていますのでウエストは太くなっていることは確かですね。既製服のサイズ設定もそれだけ変わったのでしょうね。今は9号サイズが標準で7号サイズは少なくなりましたね。

2014年12月9日火曜日

主婦業のたいへんさ

北山植物園


 昨日は暇を持て余しているようなことを記しましたが、主婦業は際限がないので大変ですね。
特に子供さんがおられる家庭では、子供さんの健康を考えると手抜きは出来ませんので、毎日の食事の支度だけでも疲れます。
これが旦那だけでしたら、何時帰って来るか分らない。食事を頂いても「美味しかったの」言葉すらもないから、そんなに気合を入れて作らなくても、適当に済ませることができます。でも子供さんがおられるとそうはいきません。
 熟年の奥様方は旦那と旅行するのは嫌がります。日頃家では家事に追われていますので、旅行に行った時ぐらいは上げ膳据え膳で過ごしたいと思っているのです。
ところが旦那が一緒ですと、旅行に行ってまで「おいお茶入れてくれへんか」などと言われますので、旅行に行った気分がしないからです。
何処にいても甲斐甲斐しく構いたいという時もあるのですが、恋ごころも薄れると義務感で動くようになりますので、用事を言いつけられるのは苦痛になるということを男性は知らなければいけませんね。
自分のことは自分でする様にしましょう。

2014年12月8日月曜日

今日も休日

北山植物園(西宮)




朝起きてとにかくウオーキングをしてきた。走っていたが、走るときっとバランスが悪いからだろう、腰や足が痛くなるので今は歩いている。
帰って来てから体を拭いて普段着に着替えて、「さぁー今日一日何をするかだ」。
妻は仕事でいない。妻がいれば一緒にいるだけで時間はあっという間に過ぎ去って一日が終わるのだが、独りでは一日は長い。
今から朝食は行きつけの喫茶店でモーニングを頂いて暫し時間を費やそう。
後はそれから考えよう。仕事をしている方がたのしいなぁー。

2014年12月7日日曜日

中古品の消費税

今年8月に新古車を買いました。
10kmしか走っていない車ですが新古車ですから消費税がかかりませんでした。
消費税は流通過程のそれぞれの段階でかかると聞いていましたが、消費税がかからなかったのでたすかりました。でも消費税を取られたという人もいます。昨年中古のマンションを購入して引っ越したのですが、この時も中古には消費税はかからないからと説明を受けてとられませんでした。でもこれも取られたという人もいます。
法律ではどうなっているのでしょうね。

2014年12月6日土曜日

金利

車の走行距離が87000kmになっています。まだまだ大丈夫なのですが、その車で生涯は無理な気がしましたので、おそらくはこれで最後になるだろうと思う車を買うことにしました。
金利が勿体ないから現金で買うと妻がいいましたが、それは逆に勿体ない。現金で買うのなら、その分を信託に投資した方が金利の差額がプラスになるからとローンを組みました。
以前はクレジット会社の金利よりも銀行金利の方が安かったので銀行で借りて、車は現金で買っていたのですが、最近は銀行よりもクレジット会社の方が金利は安いのには、時代は変わったと思いました。競争が激化することは消費者には良いことですね。

2014年12月4日木曜日

期日前投票

14日は妻も私も仕事が入っていますので、昨日は期日前投票に行ってきました。
孫たちの将来を考えますと、財政再建が急務ではないかと私は思っています。
財政再建を考えますと、国も一般家庭も法人も同じではないでしょうか。
税収を増やすことばかりを唱えていますが、確実に遂行できる策は、徹底して無駄を省くことではないでしょうか。
それは自民党や民主党のようなしがらみの強くある党では出来ないでしょう。
生活保護を受けている人よりも少ない年金で、質素に暮らしている人も多数おります。
そんな人達の年金支給額まで減額する様な政治は愚かです。
徹底して無駄は省くが、必要なところにはお金を使う。しがらみや、権益を考えないで英知をそこに集約出来れば実現出来ないことはないと思います。
それを実行してくれそうな党を選びました。
私が期待している党が仮に政権が取れたとして、はたして権益で凝り固まった政治家や官僚達を使いこなせるかは疑問です。
でもそんなことを考えていては一歩も前進しません。微々たる力ですが実践しなければ何も変わりません。変わって欲しいと希望する人は必ず選挙に行ってほしいです。
自民党~民主党~自民党、そして維新の党が大躍進したという実例があるように、皆が選挙にいくと政治は確実に変わります。
政治家は落選すればただの人で、落選を一番恐れます。当落に危機感を待たせれば政治家は必ず国民に目を向けた政治を行うようになります。「行っても何も変わらへん」と言っていると、政治家は自分達の都合ばかりで動いてしまいます。


2014年12月3日水曜日

十月桜

先日芦屋まで着付に行ったついでに北山公園に行って来ました。
西宮に在住していた時は3か月に一度は行っていた、大好きな公園です。
意識して行ったわけではありませんが運よく10月桜の開花が見れラッキーでした。

2014年12月1日月曜日

師走

はや師走です。
師走は一年の総決算の月であり、年中行事の祭りは少なく、正月を迎えるための実務が目白押しの月です。
それだけ古人は正月を大切にしてきたのです。


煤払う 師走の音は 今はなく(しん)


師走になれば畳をあげて大掃除をしたものですが、その風景は見られなくなりました。
精巧な掃除機が出来て煤払う必要もなくなったのでしょう。

2014年11月30日日曜日

あまりの衰えにビックリ

先日妻と公園を散歩していると小学生がお母さんとキヤッチボールをしていました。
お母さんの投げ方が悪かったのか、ボールが私たちのところに転がってきました。
それを拾って渡して、お母さんでは物足りないだろうと思ったので、お母さんからグローブを借りて子供の相手をしてやろうとキャッチボールを始めました。
始めましたのではなく、始まらないのです。
ボールを投げても5mくらい先の地面を叩きつけて子供に届かないのです。
私たちの子供の頃の遊びは野球一辺倒で、私は野球は得意な方で、おくがましいですが旨かったのです。そんな野球少年であった自分が腕の振りも、ボールを離すタイミングも全く忘れてしまって、キャッチボールが出来ないのです。
直ぐに出来るようになるだろうと続けていましたが、出来ないままで謝ってグローブを返しました。
その光景を見て妻は大笑いです。
頭の中では野球少年そのものなのですが、実情は厳しく衰えています。

2014年11月29日土曜日

引っ越して満一年

46年間お世話になった西宮から大阪府寝屋川市に引っ越して今日が一年目です。
光陰矢の如しとはよく言ったもので「本当に早い」です。
矢の如く月日は流れて行き、そして老いて衰えて行きます。
今の住まいはエレベーターのない五階建ての四階です。
三階までは何ともないのですが後の一階が堪えます。
もっと足腰が衰えてくればと思うのですが、私たちだけではなく多くの高齢者が同じ環境でお住まいになっておられるので、自分も弱音を吐かないで、足腰を鍛えなければと思っています。

2014年11月25日火曜日

寝るのが怖い

人の人生は眠る、働く、遊ぶ(食べることも含む)こと、そしてそこから得る喜怒哀楽の繰り返しです。
良い眠りは健康維持に大切な事は勿論のこと、精神面にもプラスします。元気で溌剌としていれば、
働くこと、遊びにも弾みがつき、その分喜楽も膨らみます。
眠ることは健康に精神的に大きく影響をしますので、熟睡ができればいいのですが、年と取ると
排尿の回数が増えて夜中に必ず2~3回は行きます。
ですからよく眠れて気分が良い、今日は快調だという気分になれる朝が少なくなっています。
毎日眠る前に今日はよく眠れるかなと、よく眠るための工夫を考えてしまう毎日です。
考えると逆効果になることは分っていますが、図太くなれない自分です。


2014年11月19日水曜日

おかしくないですか

食事に行きますと、店員さんが注文を受けた時に「これでよかったですか」と言います。
お金を払う時に「1万円からですね」と言います。こういう言い方をする人が最近多いのです。
それで通じていますので、特別に取り上げて言うほどのこともないのですが、その言葉に違和感を感じるのは私だけでしょうか。
言葉はその人の人格や品位が表出します。それが店のイメージにつながっていきます。
最近は鳶や塗装職人たちでも、汚い言葉づかいはしないように教育されている時代です。
接客業は特に言葉づかいは大切だとおもいます。私がオナーなら言葉づかいは徹底して教育します。

2014年11月18日火曜日

恥ずかしい

道路の際の都会の田んぼ、刈り取り終われば缶のむれ
幸せ来いと念じても遠くに去って行くばかり

2014年11月17日月曜日

幸せさがし-94

 仕事が楽しい生き甲斐だという人は、一番幸せな生き方をされている人だとおもいます。
でもそういう人も、生涯現役という人は少数です。
どこかで現役を退くことになります。生き様を観察していますと、寿命の節目は60歳前後に一度やってきます。逝く人はそこで逝ってしまわれます。その節目を過ぎれば平均寿命まで生きていける時代です。隠退してからどう人生を過ごすかが大きな課題です。
若い時から趣味を持っていて、その年齢になれば趣味の分野で指導できるまでになっていれば、その人の人生は最後まで充実出来るでしょう。
若い時から楽器を触っていて、隠退してから音楽仲間とバンドを組んで、ボランティア活動などで演奏している人を見ると、なんと羨ましいことかと思ってしまいます。
趣味の分野は音楽だけでなく様々に存在します。女性は男性と比べるとお稽古事をしている人が多く、また年齢を重ねても、そういう世界に気軽に入っていって楽しんでいる人も少なくありません。
ところが男性は趣味を持っている人は少なく、またリタイアしてから趣味の世界に入る人も少ない。
時間とお金に少しゆとりがあっても、年齢を重ねてから趣味の世界に入っていけない人の方が多いようにおもいます。その点においても男性は女性ほど柔軟に立ち振る舞えないようです。
隠退をして目標がない人生ほどつまらないものはありません。何の目標もない、その上家庭において、妻は死んでからも同じ墓に入るなんてとんでもない。そう思われていたらどうしますか。
人生は逝く時に、「君のお蔭で、あなたのお蔭で楽しい人生を送ることが出来ました。本当にありがとう。」そう言って逝ける人生が一番幸せではないでしょうか。
親も子供も去って行って残されるのは夫婦だけ。夫婦が死ぬまで仲良く一緒にいることが一番幸せと感じることが出来る人生が、一番幸せな人生なのです。
人生は皮肉です。それが理解できるのは年齢を重ねてからです。気付いた時には、もう元には戻れない
ということになってしまっていることが多々あります。
人生は皮肉ですね。これで幸せさがしは閉じさせていただきます。ありがとうございました。

2014年11月16日日曜日

幸せさがし-93

「俺は家族の為に頑張っている」と男はいいます。それは違うでしょう。
好きな人と一緒になる。そして子供も出来れば喜楽が増幅して自分の人生が充実する。
そう思から結婚をするのです。家族が健康で明るい家庭になれば、幸せ感が増幅する。
家族の為に働くことが自分の楽しみの増幅になるから仕事を頑張るのです。
自分がより幸せになるには、自分の事ばかりを考えるのではなく、社会に貢献し、家族の健康や幸せを優先させる。そのことが自分の一番の幸せになるのです。人生はそういう理屈で成り立っています。
結婚するのも、子供を設けるのも全て自分の幸せのためです。仕事も勿論自分の為にしているのですから、俺が働いているから生活が成り立っていると家族に暴言を吐くのは、理屈に合わないのです。
そういう考えしかできない人は結婚なんかしなければいいのです。
夫婦は運命共同体でどちらが主でどちらが従でという関係ではないのです。
お互いに相手の存在価値を認め合い、労わり合う関係が理想です。
理想ですというのは、本来はそうあるべきものが、そういう形になっていない夫婦が多いからです。
人は自我が強く、自己顕示欲も強い動物です。それは今更変えることはできません。家庭の中で自己主張しても何の益もなく互いに傷つけあうだけですから、控えればいいのですが、家族だから言いやすいので、余分に自己主張の押問答をしてしまいます。
押問答をして険悪になっても、女性は現実には男の働きで生活出来ていますので、一般的には女性の方が辛抱し控えます。
それが積もり積もって、死んでからでも一緒のお墓に入るなんて滅相もないということになってしまうのです。

2014年11月15日土曜日

友達

女性は子供を通して近隣の人と上手に付き合っています。
何処に行っても女性同士で来ている人達の方が圧倒的に多いです。
良くしゃべり、上手に遊んでいます。
ところが男性だけの連合はごく少数です。
男性も友達仲間といる時は会話も弾み、また酒もすすみで大変楽しそうですが、その数はといえば何処に行っても稀に見るだけです。
男性は駄目ですね。何故でしょうか。

2014年11月14日金曜日

もうすぐ一年

寝屋川に引っ越して来てもうすぐ一年です。
46年間お世話になった西宮市ですが、悲しいかな何でも話せて一緒に飲み食いできる友達はいませんでした。親しい知り合いは沢山います。
皆さんには、気軽に家に行き来して一緒に飲み食いして、駄弁れる友達はいるでしょうか。
妻がいて、妻も一緒に親しく交わえる友が存在する人は幾人いるのでしょうか。
友達を大切にとよく言われますが、スタンド・バイ・ミーの映画の如く、子供の頃は多くの友達がいても、大人になると友達は出来ないものですね。
勤め先の付き合いは幾ら親しかっても現役の時だけで、辞めれば付き合いはなくなります。
そう考えると、特に男性は奥さんを大切にしなければいけませんね。

2014年11月13日木曜日

古刹 釈迦山 百済寺(ひゃくさい)

滋賀県には湖東三山と言われる古刹が存在します。
秋には紅葉の名所として多くの観光客が訪れます。
百済寺(ひゃくさいじ)のことを知らなかったので「くだらじ」と言っていましたが、「ひゃくさいじ」と言うそうです。聖徳太子が百済人のために創建された寺院です。
ここには喜多院の庭園または天下遠望の名園と称される池泉廻遊式庭園があります。
庭園を廻遊していますと、湖西の叡山をはじめ湖東(東近江)と琵琶湖が一望できる眺望高台があります。
その景観の素晴らしさから「天下遠望の名園」と称される所以となっています。

2014年11月12日水曜日

瑞石山 永源寺

所在:滋賀県東近江永源寺高野町41
 電話:0748-27-0016


秋の紅葉の季節になりますと、湖東三山と永源寺を含めた紅葉狩りツアーが組まれます。
我が家は国道307号線に近く、奥近江は307号一直線で行けますので、永源寺と湖東三山の紅葉狩りに出かけました。まだ少し早かったようです。例年は11月20前後が紅葉が一番美しいと地の方が言っていました。

2014年11月11日火曜日

松本城

現存する日本最古の5重天守、この風格のある美観と戦国時代に作られたことで国宝に指定されたのではないでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=g1N_YkzkhgM  松本城写真集

2014年11月10日月曜日

さあー紅葉の季節だ出かけよう



秋の景色は春よりも人生観を覚える
紅葉は尽き果てる前の最後の輝きだ
最後に笑って土に帰っていく
もう二度と同じ葉は生じない
来年の葉は次代の若者の葉だ
人もまた同じで自分も枯れて来ている
でも人を楽しませる輝きはない
唯一妻だけが輝きを楽しんでくれている
それだけで十分満足だ妻よありがとう

2014年11月7日金曜日

国宝お城拝観達成

江戸期以前の天守閣が残っている12城が、国宝・重文に指定されています。
 国宝:姫路、彦根、松本、犬山
 重文:弘前、丸岡、松江、備中松山、丸亀、高知、松山、宇和島


今回松本城に行ったことで、 国宝である姫路、彦根、松本、犬山全てを拝観出来たことになります。
お城は写真に撮りますと本当に絵になります。
明治になって多くのお城やお寺が壊されたり、自然崩壊したりして壊れています。
国にとっては大損失です。こういう平和な時代になった時に、古来の文化財が国民の癒しの場になるところまでは、新政府は理解できなかったのですね。

2014年11月6日木曜日

旧開智学校校舎



 明治の文明開化政策を推し進めた筑摩県参事の永山盛輝(ながやまもりてる)が計画し、地元の大工の棟梁立石清重(たていしせいじゅう)が設計、施工して、明治9年に写真の校舎が完成しました。
工費は7割を松本の住民が負担したそうです。
建材は廃仏毀釈で廃寺となったお寺の建物が利用されています。
棟梁の立石は東京の開成学校(現東京大学)を参考にして、時代の幕開けに期待し、その住民の熱気が感じ取れる見事な擬洋風建築の校舎を完成させました。
現在は重要文化財として移築されて保存されています。
擬洋風建築とは西洋建築を、日本の大工が真似て建築した建物のことです。
当時は重い工費負担がかかりましたが、この校舎の完成を見て学都松本の気風が高まったのではと想像できます。
現在の開智小学校の校舎も他所では見れない近代的な校舎です。

2014年11月5日水曜日

美ヶ原高原

美ヶ原高原の紅葉をお楽しみください。
眼下に雲海も見られスペクタクルな紅葉風景です。



https://www.youtube.com/watch?v=haLYVfmCji4

2014年11月3日月曜日

上高地河童橋


河童橋と河童橋から見た梓川と穂高連峰
 
上高地のシンボルの一つが河童橋です。
昔はここに河童が住みそうな深い淵があったから。また橋がなかった時代に衣服を頭に乗せて川を渡る、その姿が河童に似ているからなどの諸説があるそうです。
橋は木製でカラマツが使われているそうです。
現在は5代目だそうです。
観光バスで来た人は、河童橋の近くにあるバスターミナルで乗降します。だから河童橋周辺だけ見て帰る人がほとんどで、静寂な上高地でここだけは何時も観光客で賑わっています。
橋からは焼岳や穂高連峰が見渡せる景勝地ではありますが、ここだけで帰るのは勿体ないですね。

 
 



 


2014年11月2日日曜日

上高地




上高地に入り、私は一番印象に残ったのは水の清らかさです。
人間は何故清流を見ると心が癒されるのでしょう。
人間はと言いましたが私だけでしょうか。
大正池、田代池は勿論のこと、流れの強い梓川でさえ川底が映し出されています。
一般人はタクシー(平湯からですと5300円)かシャトルバス(往復2160円+駐車料金500円)でしか行けないのです。往路は大阪から下道を走るケチケチ旅行者にとっては大変な出費です。
有料で高額だから、あの景観が保たれているのでしょう。さすがに大正池から河童橋まで空き缶やペットボトルや紙くずなどのゴミは捨てられていませんでした。
無料で誰もが入れるのでは、そうはいかないかもしれませんね。納得の観賞料です。

2014年11月1日土曜日

上高地

大正池と焼岳


秋晴れの空は青く澄みわたり山河を照らす
水は清く陽を湖底までみちびく
焼岳のすそ野は彩 厳つい山容で時々煙を吐いている
生きていることをこんなに感じさせてくれる
上高地の人気はここにあるのでは

2014年10月31日金曜日

美ヶ原高原から見える御嶽山


美ヶ原高原は標高2000mあります。
御嶽山がよく見えますので、昔から御嶽教の霊場であるということです。
噴煙を上げる御嶽山が見えましたので、先ずはこの度の噴火で犠牲になられた人たちに、遠くからですが手を合わせて来ました。
長野県ではカラマツを大々的に植樹したそうで、長野県の樹木の50%を占めると言われています。
カラマツは関西地方ではあまり見かけない樹木です。樹容はメタセコイアのように円錐形の形のスマートな木で、松ですが落葉樹です。秋には黄色く紅葉します。美ヶ原高原では山上に行く途中でそのカラマツの紅葉が見れました。
大台ケ原の登山道から見える山々の紅葉も大スペクタクルなものですが、それ以上の迫力のある紅葉風景でした。

2014年10月27日月曜日

幸せさがし-92

自分はこれまで家族の為に頑張ってきたので、隠退をすれば自分のやりたいことをやらせてもらう。また少しゆっくりさせてもらう。などの言葉を耳にしますが、それって男中心の考え方ですね。
妻の方から「あなたこれまでご苦労様でした。私たち家族の為に良く頑張ってくださいました。ありがとうございます。これからは少しゆっくりなさってくださいね」と言ってくれてから、「こちらこそ永いこと支えてくれてありがとう。少しゆっくりさせてもらうわ」というのが真面な会話です。
家族の為に頑張ったという言葉の裏には「俺が頑張って働いて来たから生活が出来たのだ」という響きに繋がります。
俺が働いているから生活ができているという考えの男性は少なくありません。
そういう思いというのは、俺を敬い、俺に従え、俺を大黒柱として大切に扱えと言っているのと同じです。
男には自分中心の考えの人が多く、それが結婚生活の中で様々な形となって現れます。
例えば、結婚した当時は様々に工夫を凝らせて食事の支度をして帰りを待ちます。
でもいくら待っても帰宅しない。電話もない。やっと帰宅すると食事は済ませてきたと言う。
また早くに帰ってきて食事をしても「ごちそうさま美味しかった」の一言もない。
これは妻の仕事の大切さを全く評価していない、妻蔑視のなにものでもないということが男には分っていないのです。
旦那も仕事場では「ご苦労様良く頑張ってくれている」と上から言われれば嬉しいでしょう。それは妻も同じです。
結婚当初は、例えば料理の味付けはいまいちだとしても、夫の為に懸命に支度して帰宅を待ちます。
それに対してはねぎらいと感謝の言葉が必要なのです。
それを俺が働いているから生活が成り立っている。だから主婦業なんて簡単なのだからやって当たり前ということで、妻の働きに対して感謝の念を示さない。
そんな風に妻蔑視の態度が続けば、どんなに好きで一緒になっても、愛が冷めて行く速度が加速するのは当たり前のことです。その結果どうなるのか。定年までは我慢するけど定年になれば。子供は自立出来ている年齢ですから、財産を半分貰って別れるという女性がでてくるのです。
女性に亡くなってから夫と同じ墓に入りたいですかと聞けば、多くの女性は入りたくないと答えます。
夫の働きで生活が出来ていることは事実ですから、女性は子供のことや、自身の生活のことも考えて、横暴な男性の行いに対して、我慢、辛抱して耐えて来ていますので、墓まで一緒に入りたくないということになるのです。明日からの生活の心配が無ければ、今すぐにでも別れたいと思っている女性は山のようにいます。知らないのは男性だけです。

2014年10月26日日曜日

幸せさがし-91

平均寿命は2013年の統計で女性86歳男性は80歳です。
女性の主婦業は生涯現役です。だから女性は元気でパワーがあるのですが、問題は男性です。
生き方としては生涯現役が理想ですが、自営業以外は隠退しなければいけません。現在は65歳が現役を退く基準値になっています。そうすると退いてからまだ15年もあります。
仕事の責任を全うする達成感、喜びは、遊びで得られる楽しみとは比較にならない大きいものですから、心に大きな穴が空いてしまいます。その穴をどう埋めて行くかです。
慣れるまでは時間を持て余して、何をしてよいかもわからず、家でテレビの守役でゴロゴロとしてしまいます。
本人にとって、また奥さんに対しても非常に駄目な状態になるわけです。
女性は子供が幼い時から、幼稚園や学校を通して近場で友人や友達を作っています。
ところが男性は近くで、時には一緒に飲食したりして、駄弁れる友人がいないという人が多いとおもいます。職場では親しく付き合っていても隠退すれば友人としての付き合いはなくなります。
本当に淋しい状態になります。自分の話を聞いてくれるのは妻しかいなくなります。
その時になって、夫はこれまでに如何に奥さんを大切に扱って来たか。そこが老後を楽しく過ごせるか否かの大きなカギとなります。
自分はこれまで頑張って働いて来たのだから、隠退すれば大切に扱ってもらえると考える人がいるとすれば、世間を知らな過ぎますね。

2014年10月25日土曜日

幸せさがし-90

 貪欲に生きると言っても世の中は競争ですから、半数以上が振り分けられて、負け組となって蚊帳の外の人になってしまっています。それでも現在は豊かですから、真面目にさえ働いていれば適当に遊びで癒しが出来ますので、ぼやきながらも自制出来て平穏に生活できています。
仕事が楽しくないと嘆いていても、まだまだ笑えるゆとりがあるのです。
そんなに深刻ではないのです。
なんだかだと言いながらも、適当に楽しんで生活が出来ている間は、国の政策も個人も変革を考えないのが世の常です。
このままでは、孫達が私たちの年代に達する頃には、経済的に大変厳しい状態になることは見えています。少しゆとりのある時に、先々を見越して変革をして備えておかなければいけなのです。個人は益々厳しくなる世情に備えて確りと勉強をしておかなければいけない。それは子供には分りませんから、親が指導して確りして備えをさせておかなければいけないのです。社会で活躍している親は、経済的にもゆとりがあるからそれが出来ている親がいますが、一般的には深刻に考えない人がいて、それが格差を増大させることになるでしょう。
選挙があっても投票率は非常に低い。低いということは関心を持たなくても何とか生活出来ているからです。本当に生活が困窮すれば、主権は国民にあるのですからもっと関心をもって選挙に行くでしょう。
諸に自身の生活に直結する選挙であっても無関心な人が多い時代に何を言っても詮無いことです。
ただ真剣に考えておかなければいけないことは老後です。

2014年10月24日金曜日

幸せさがし-89

人生そのものもそうなのです。人間は欲が強い。その欲望は断ち切ることはできません。
ならば貪欲に生きる。誰もが地位と名誉とお金は欲しいと思っています。それを掴み取る道は様々にありますが、それぞれの道で貪欲に掴み取る努力をしなければ手に入れることはできません。
人は必ず働かなければいけないのです。社会の恩恵によって父や母や自分も生かされています。
だから自分も社会貢献をしなければいけないのです。社会貢献と言いますと、大仰に響きますが、自分もまっとうに働いてお金を稼がなければいけないということです。
同じ働かなければいけないのであれば、働き方によって生涯年収は大きく異なりますので、少しでも多く所得を得れるところで働く方が良いのは言うまでもないことです。
それを現実のものにするには、世の中は競争ですから競争に勝てるように努力するしかないのです。
この努力は付け焼刃的に、一夜的では競争に勝てません。幼いころからの積み重ねで能力が備わっていきます。
子供に人生論は理解できません。何も分らない子供は、毎日楽しく遊びたいと思うだけです。だから子供が競争に勝てる力を備えるか否かは、親の育て方の範疇に委ねられているところが大きいのです。
ところが、親も仕事が楽しくない。夫として、親としての責任上頑張っているという人が圧倒的多数です。そういう生活ではリフレッシュが必要です。その癒しは遊びが主です。子供は親の仕事面の頑張りを見習うのではなく、親の癒しの部分にだけに共感して努力することを怠ります。
鳶が鷹を生むとはよく言ったもので、親が仕事は楽しくないという家庭に、子供は仕事が楽しい生き甲斐だという子供が出現する。一般的には珍しい現象で正に鳶が鷹を生むです。
生き方まで世襲される筈がないのに、世間一般にはそういう風潮になっています。

2014年10月23日木曜日

幸せさがし-88

 着付でもそうですね。
お稽古に行ってけれども着れないという人が大半です。着付ぐらいその気になれば、直ぐに出来るようになると甘く見ていたけど、お稽古を始めると意外と難しい。なかなか上手に着れるようにならない。
別に指導者になりたいわけでもないし、着付が出来なくても生活に何の支障もない。着付ける順序は分ったから、後は適当に家で練習すれば出来るだろう。そう思ってなんとか着れるようになった初歩の段階で辞めてしまからです。
着付ぐらいと思っている人はおおいのですが、そもそも着付学院、教室が存在し事業として成り立っているということは、着付はそんなに簡単ではないということの証です。美容院で着付けて貰えばヘアーセット代よりも、着付料の方が高いのです。美容院は美容液代や電気代という経費分よりも大半は技術料です。その技術取得が難しいからセット代よりも着付料の方が高いのです。
そういう理屈が分れば、着付ぐらいという安易な考えは持てない筈で、最初からもっと気合を入れてお稽古に臨み、結果はもっと異なった成果になっていたのではと思います。
そして大事なことは着付も教養の一つであるということです。人が生きて行く上でお金はままならない。
男女愛も曖昧である。子供は必ず巣立って行く。自身にとって一番確かに人生の歩みを助けてくれるものは教養です。教養が豊かであれば様々な場面で楽しみを増幅させてくれます。教養というものはそんなに大切な働きをしてくれるものだという理解があれば、ゆとりがあって始めようと考えて実行に移したお稽古ですから、確かな無形の財産として身に着くまでは続けようという気持ちになっていたでしょう。そういう理解がなかったから間単に辞めてしまうのです。
技芸は頭で覚えるものでなく、お茶の作法の如く、考えることなく自然に手馴れ手慣れで進めて行けるようにならなければいけません。そういう事の認識不足もお稽古に行ったけれども着れないということの一因になっています。

2014年10月22日水曜日

幸せさがし-87

人は不思議な考え方をする動物です。
例えば、ダイエットです。世の中は贅沢になって男女共にカロリー摂取過多で肥えている人が増えています。美しく見せたいから痩せたい。またはメタボリックシンドロームで病気が心配だから痩せなければと思っている人が沢山います。ダイエットに付いては、テレビのバラエティー番組でも盛んに取り上げられています。それだけ関心が高く、ダイエットの為に大層なお金を使っている話も多く耳にします。
でも痩せることはそんなに難しいことでしょうか。
肥えたいと思えばお金が必要ですから、それが出来ないという人がいてもそれは自然な理屈です。
でも痩せたいと思えば、炭水化物の摂取を少量にしてバランスよく食べて、食べ過ぎないようにすればいいのです。そして適度に運動して筋力を付けて基礎代謝を高めるようにすることです。
本当痩せたいと思えば、どんなに忙しくてもそれくらいのことは出来る筈です。
「私は麺類が好きですから」「白飯が大好きだから」「食べるのが唯一の楽しみだから」「ストレスが溜まるから食べて癒すと」といって満腹になるまで食べて、それで痩せたいと言っている人も沢山います。
人は様々ですから、他者が介入して勝手な意見が言えませんが、本当に痩せたいと思えばそんなに難しいことではない筈です。一言でいえば食べ過ぎなければいいのです。肥えている人は必ず食べ過ぎています。「私は水を飲んでいるだけで肥える体質ですからと」肥えていることを自己弁護する人がいます。そんなことあるはずがありません。そんな人は必ず食べて過ぎているのです。基礎代謝が減退すればそれだけ食べる量も減らさなければ蓄積されていくのは当然の理です。痩せる痩せない云々は意思の問題です。
私は失礼ながらダイエットの為にお金を掛けている人をみれば、世の中は平和で豊かで結構なことだと、その滑稽さに笑ってしまいます。
有り難い時代になったものです。有り難すぎて悩んでいる時代になっちゃったということですね。

2014年10月21日火曜日

幸せさがし-86

 劇場を借りますと劇場のレンタル料だけでなく、大きな劇場には音声、照明、舞台装置などのスタッフが付いています。そのスタッフの人件費もかかりますので、プロの手を借りないで手作りで行っても大きな経費がかかります。そんな状態でお金を儲けようと考えますと、多大な出演料を生徒から頂かなければいけません。生徒さんから頂く出演料は2~3万円が限度です。2~3万円であっても生徒さん側からすれば予期せぬ出費ですから、随分と気を使いました。
お金だけのことを考えますと、しんどいだけですから開催しない方がいいのですが、発表会は2~3万円では安すぎるといえる程、大きな買い物ができますので毎年欠かさず行っていました。
お稽古事を行っていますと、月謝以外に例えば発表会の費用など余分なお金が必要です。
だけど人は何がしかで、心の癒しの為にお金を使っています。お金は心の癒しの為、楽しみの為に使うものですから、刹那的に消え去るものに使うよりは、無形の財産として残り続けるものに優先順位を付けてお金を使うのが上手な使い方です。
人は抜けている所があるから生きて行けます。ケチケチしていてもどこかで抜けているのが人の生き方です。ならば抜け去っていくものばかりにお金を使うよりも、自身の心の財産として残るものにお金を使うことです。
その最良のものはお稽古事です。若い時は様々な楽しみがあって、そういうことの大切さは分りませんが、年老いてくると、より多くの無形の財産を有していることが、日々の生活の充実に大きな効果を発揮することが実感できるようになります。
お稽古事をしていますと月謝以外にお金は必要ですが、何かに取り組んでおられる方は、行事には積極的に参加されることをおすすめします。
お金が勿体ないと考える人は初めからお稽古事はしない方がいいです。奮起させる手段を講じなくても自身の意思で頑張れるほど、人間は意思が強くないからです。

2014年10月20日月曜日

曽爾高原の芒

中秋になれば兵庫県の砥峰高原か奈良県の曽爾高原に芒を見に行きます。
曽爾には3年ほど行っていませんでしたので、今年は曽爾に行きました。
芒観賞も楽しみですが、曽爾にはお亀の湯という温泉があります。
温度はぬるめですが、お湯はヌルッとしていて、如何にもお肌に良いという感じで大好きな温泉です。
何時もは11月に入って穂が白くなった頃に行っていました。
逆光に照らされて穂が揺れる様は本当にきれいです。
穂が少し茶色の時も趣が違っていいのではないかと、今年は例年より少し早く、それも時間も遅らせて夕日に照らされた芒を観賞に行きました。
黄昏時から池の周りが点灯されます。芒を照らし浮き立たせるのではなく、池の周りの道しるべに点灯されているのです。芒は光が届くところだけがほんのりと映し出されているだけですが、これはこれで幻想的でした。

https://www.youtube.com/watch?v=l0aMyckdd2o   黄昏の曽爾高原

2014年10月19日日曜日

幸せさがし-85

商売でやっているお稽古事で、こちらから辞めて下さいというのは大変な勇気がいります。
お稽古しているとお稽古仲間の中で親しい知人ができます。その人と逢えることがお稽古事の一つの楽しみになります。それをこちらから断ち切るように辞めさせますとその反動は大きく、辞めてもつながりは残りますので、裏では悪言が蔓延します。
商売にとっては大いなるマイナスです。それはわかっていますが、それを気にしていては残って頑張っている人の意識に悪影響を与えます。プラス・マイナス差し引けば、頑張ってくれている人を伸ばせてあげることの方が大切ですから、全くやる気の希薄な人はこちらから辞めて頂きました。
やる気を向上させる手段を講じることは大切ですから、毎年大きな劇場を借りて発表会をしていました。
これは試験に勝る技能向上につながります。親しい友人や知人に声を掛けて見に来て頂きます。
そういう場で絶対に恥を掻きたくないので、皆さん必死で頑張ります。その頑張りを引き出す手段として効果抜群でした。
発表会では技能を披露したり、モデルになって歩いたり、寸劇をしたりと見に来ていただくお客さんが退屈することなく、むしろ楽しんで帰っていただけるように演技をします。技能だけでなく立ち振る舞いや歩き方、立ち姿などがよくなります。
最初のうちは恥ずかしいだけですが、慣れてくると見られることの快感を覚えるようになります。
そうなりますと不思議なことに、その人は内側から輝いてきます。
お洒落は衣服も重要ですが、それよりも本人自身の内面からの輝きがより大切です。見られることの快感を覚えれば必ず内面から輝きます。そういう意味で発表会は大きな効果を発揮しますので大切にしていました。
試験を受けるのも、発表会に出演するのもお金が必要です。そういう行事に関してはお金儲けのためと受け取る人も少なくありません。