2012年11月13日火曜日

五知足の彫刻

三十三か所めぐり、そして四国八十八か所巡りも計画しておりお寺に行くことが多いのです。お寺に行きますと様々なものが拝観できます。これまでは漠然と見ておりましたが、何を意味しどういう目的で用いられているのか。それを知ることでよりお寺参りが楽しくなるだろうと思い調べるようにしています。
その一つが禅宗のお寺に行きますと見られる「五知足」と書かれている石の彫刻です。
 これは教理の一つである「五知足」の教えを模様化したものです。
上下には吾と足、左右には唯と知の文字を一つにしています。
「われただたりるをしる」と読むそうです。
人間は際限なく欲望を募らせる動物です。欲望を募らせても実現できないことの方がおおいので、そこから必ず苦につながります。
だから自分の力量を知って、現況に感謝をして生きていかなければいけないということではないでしょうか。
深いというか正論ですね。

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