2012年10月13日土曜日

「尼ロック」

 尼崎の運河には現在二つのシンボルが存在します。
一つは「であい橋」であり、もう一つは写真の「尼ロック」です。
 第二次産業が華やかに活動していた時代には、原材料の輸送は船舶が大量に運べてコストが安くあがりますので、船舶乗り入れの運河が尼崎の工場地帯に長きに渡って巡らされております。大企業が移転していった現在でも運河は残っており、また以前ほどではないが現在でも船舶は出入りしています。
 経済の発展期には多くの企業が地下水を汲み上げて使用しましたので、尼崎の工場地帯は地盤が沈下して0m地帯になっています。
台風などの時は海水が運河に流れ込んで水害を起こすおそれがありますので、尼ロック(閘門)を設けています。
閘門とは水位の異なる水面で前後の2つの水門を交互に開閉することにより 潮位の高い海水が運河内に流れることを防ぎながら、 船が航行できるようにした水門のことです。 尼崎閘門では、レオナルド・ダ・ヴィンチが考案したといわれる両開き式の閘門です。


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