2014年10月2日木曜日

幸せさがし-70

文明、文化はどんどん進展し、日本の生活習慣がそれに伴って変化してきています。でもどんなに文明、文化が進展しても人間の生きて行く目的は不変です。
楽しみ方の手段が多種多様になってきていますが、楽しみの根本目的も不変です。
その事が理解できれば、時代の流れに翻弄されることなく、地に確りと足を付けて、日常生活の中で心の潤いに繋げる生き方をすべきです。
今は物質的に豊かになりましたが、私達の子どもの頃と比較しますと、精神的に随分と貧しくなっています、それは日本には心の潤いに繋がる生活習慣があったのですが、それが経済発展と共に消滅していったことが一因であるように思います。
そして楽しみはイコールお金で得るものという考えに変化してきています。
だからお金に執着するのですが、いくら金に執着しても遊びに回せるお金には限りがあり、我慢辛抱を強いられることが多いのです。
経済的に豊かにやれば、普通に考えれば比例して心も豊かにならなければいけない筈ですが、時代の流れに翻弄されて、素晴らしい日本の生活習慣が失われ、そういうものから得られる心の磨きが損なわれて、ゆとりのない心境の人がおおくなってきています。それでは頑張って経済を豊かにしてきた意義が半減します。
心掛け次第で日常生活の中で、心の潤いに繋がることは沢山あります。
例えば衣服です。衣服には部屋着から普段着、街着、外出着、盛装、礼装と和洋を問わず存在しています。今日は家族で外食するというような時は、家族全員が外出着に着替えて食事に出かけるようにする。欧米のみなさんはそうしています。生活にメリハリを持たせれば、それだけで心の潤いに繋がります。ところが日本人は邪魔くさがって、何処に行くのも同じ服装です。お正月ですら初詣に盛装する人が皆無になってきています。楽な動きが出来る実用性ばかりを優先させた選択をされているわけですが、邪魔くさがらずに、心の潤いに繋がる生活習慣に戻さなければと思います。

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