2014年9月28日日曜日

幸せさがし-68


菊ではありませんダリアです


 教えるということは戦いです。戦いに敗れてしまう。戦いを放棄してしまえば一番迷惑を被るのは生徒なのです。
生徒に迷惑を掛けるような先生は、その職業には向いていないので辞めなければいけません。
生徒達は恐らく蔭では様々に私や学院指導者を罵倒していたことだろうと思います。
そんなことは放置しておけばいいのです。言いたいものには言わせておけばいいのです。どんな場合でも100%支持されることはありません。支持される%を如何に増やすかということで、その為に生徒のご機嫌を取ってはいけなのです。
自分の信条を貫いて、それでも経営的に成り立っていれば、少なくても間違いでないことの実証ですから自分を貫けばよいのではと思います。
タイム着付に付いては大変な抵抗もありましたが、私は生徒の為に自分の信条を貫きました。
私の生徒には、何人か今は着付の指導者として、独立して活動している人がいます。
その人たちと会う機会があり話を聞きました。
仕事が忙しくて自分の弟子だけでは消化しきれないので、他の学院の卒業生を使ったそうです。
仕事が遅くて、その上出来上がりも悪くて全く使いものにならないとこぼしていました。
学院在籍中は何でこんなに急いで着付をしなければいけないのか、疑問に思っていた時もありましたが、今私がこうして活躍出来ているのはあの厳しいお稽古のお蔭ですと感謝されました。
着付は実用に即したお稽古事ですから、お稽古に行ったことがあるだけで終わらせてはいけない。お稽古に来た限りはできるようにならなければ、お稽古に来た意義が半減してしまう。そういう私の考えが実を結んだ。その例が、現在独立して活躍している人の数です。
着付に携わっている人は沢山いますが、事業として専従してそれで生活出来ている人は幾人いるでしょうか。私の弟子が一番多いのではないでしょうか。
経営ともなりますと様々な苦労もあります。でもその苦労がまた励みとなり大きな喜びとなって、彼女たちは活き活きと頑張っている様子です。そのことは私の誇りであり、そういう気持ちにさせてくれたことに有り難うと言いたいです。

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