2014年9月20日土曜日

幸せさがし-60

現在でも8回無料と唱って、テレビコマーシャルを行って募集をかけている所があります。
テレビでコマーシャルするには大金が必要です。その宣伝費、人件費、必要経費を考えますと莫大な利益を上げないと経営的になりたちません。
無料というのは、無料で教えますから呉服を買って下さいというシステムなのです。
私の学院にも、そこに行ったが着れないので来たという人がいました。沢山買ったと言っていました。また、私も行きましたが、私は絶対に買いませんでしたと話されている人もいました。その話を聞いて私はこの人は好きになれないタイプだと感じました。無料を承知で行けば、無視しきれないのが日本人の普通の心情ではないかと思うからです。強制ではないようです。というよりもどんな場合も強制は出来る筈がありませんが、ビジネスとしては上手な手段です。主催する方に問題はありません。ワンクールで着れるようになることはないのに、お稽古する側の人達は以前と同じことを繰り返しているように思えます。
情報が少ないので、実態を知らないままに、知名度だけで選択してしまうのが一般的傾向ではありますが、知名度の高い所はそれだけ宣伝費を使っています。その宣伝費は大変な高額です。それだけ高い収益を得ているということです。その収益はお稽古する人が支払っています。その原理原則を十分に知って上で、選択されることをおすすめします。
ここでは、その選択の資料として参考にしていただきたいと思い記しています。
着付に対しては「その気になれば着付ぐらい直ぐに出来るようになるわぁー」と安易に考えています。その着付ぐらいと侮っていたものが、実際に行ったのに着れないままに終わっていますので、恥ずかしいから技能面の難しさが世間に広がっていないのです。それが同じことが繰り返す要因の一つになっています。
このことに関しても、美容院に行けば髪のセット代よりも着付料の方が高いのです。それは何を意味しているか。技能習得にはそれだけ日時と経費が掛かるからです。キチット着れるようになるには結構難しいということです。難しいからきもの学院が事業として成立しています。

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