2014年9月14日日曜日

幸せさがし-55

 起業して5~6年は食べていけない。家賃も払えないので様々なアルバイトをしました。
学院で呉服の展示会を始めてから皆さんが協力してくださり、アルバイトをしなくてもやっていけるようになりました。
ここでお稽古事と販売活動に付いて、当初は私も善し悪しに付いて大変なジレンマに陥りました事柄で、皆様にも参考にしていただけるところもありますので記しておきます。
きもの学院の場合は、母体が着物を着る時に使用する、腰紐などの和装小物を製造販売している会社が多いのです。
少しでも楽に着れるようにということから、様々にアイディアを駆使して製品を制作している所です。以前はデパートなどの店頭で、使い方を説明しながら店頭販売を行っているのを見たことあると思います。その販売法を組織的にしたのがきもの学院の前身です。
ですから大手のきもの学院は自社で製作したアイディア製品を使用して教えています。
お稽古をする人は、入学するときに小物をセットで買ってお稽古をします。
この販売法を最初に考えた人は偉いと思います。
一時は入学するのに何か月待ちというように大変な着付ブームがありました。小物はセットで販売しますので大きな売り上げをあげていました。
私は各家庭にお邪魔して着付をする仕事、出張着付を今も頼まれて行っています。
家にお伺いしますと、ほとんどの家で各学院のアイディア製品を持っておられます。如何に着物学院が隆盛を極めていたかが窺えます。
お稽古に行っている生徒さんは、上のクラスを卒業しますと、自分でも教えたくなります。その場合は契約金として、小物を大量セット購入すると教室開講が出来るようになっていました。

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