2014年9月7日日曜日

幸せさがし-52

枚方宿


 5~6年はアルバイトをして生活維持と家賃の支払いのために必死で働きました。
必死で頑張っていましたが、しんどいとか苦しいとか思ったことはありません。
石のうえにも三年といいます。昔の人はよく言ったものです。
潰れるところは三年以内に潰れます。入ってくるお金は無くても、事業をやっていると出て行くお金は毎月確実に出て行きます。その分は節約の方法がありませんので、持ち堪えるのは3年ということですね。細々と必死で維持していくことに頑張っていた時に、「お前よくがんばっているなぁー。もう3年経ったから大丈夫やで」と言ってくれた人がいます。まだまだゆとりのある状態ではなかったので、「何時までやって行けるかわからん状態や」と答えながらも、そう励ましてくれることが嬉しかったです。
自分の人生をなんとか有意義なものにしたい。また子供達を大学まで行かせてやりたい。私にはもうこれしかないから一歩も下がれない。これが最後のチャンスであることは分っていましたので頑張りました。
何とか経営的にやって行ける目途が立って、振り返ってみますと考えることは感謝ばかりです。お金儲けというものは、商品ばかりでなく、自分の存在価値が人に承認されるようにならなければ、どうにもならないことが分るようになりました。
誰も同じだと思いますが、当初は自分や家族の生活のことばかりを考え、社会貢献なんてことは考えるゆとりがありませんでした。ところが、なんとかやって行けるようになりますと、お金というものは社会貢献度に比例して入ってくるものだ。即ちお金は高いところにしか流れないことが明確になりました。
私にとって大きな収穫でした。


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