2014年9月6日土曜日

幸せさがし-51

枚方宿


 私の経験から申し上げれば、高校までに勉強する基礎学力を確りと身に付けておけば、必要に迫られてその気になって必死で勉強すれば、医学、化学、物理などの専門分野は別として、その他のライセンスは独学で取得できるのではないかと思っています。
よく人は向き不向き、器用不器用、才能有無などを理由にしますが、そんなことよりも本当にやる気があるか否かが成就させるか否かの鍵となります。その気になれば、誰もが克服できる能力を有しているということです。
あの有名な建築家の安藤忠雄さんがテレビ出演してお話されているのを聞きました。安藤さんも大学には行かないで、というよりも行けなくて独学で一級建築士の資格を取得され、いまや世界の建築家として活躍されています。やろうと決めてから、建築関係の教本を読破して資格を取得したと言われています。努力と情熱の人なのです。
人は才能有無などよく言いますが、そういうことよりも大切なのは情熱です。
長年お稽古ごとに携わってきて感じていることは、人は自分が出来ないことを様々な理由付けをして自己弁護します。そういう人は、苦労や努力をしてまで情熱をもって頑張る必要がない。頑張らなくても何とか生活していくことが出来る環境にいたから、やらなかったという人です。
私のような駄目人間でも、なんとかしなければ先はない。そう思ったから頑張れたのです。
才能なんか関係ありません。そう成りたい,そう在りたいと思って一歩踏み出せば、諦めれば奈落の底に落ちるだけです。そんな惨めな思いをしたくないから、頑張るのです。芸能界で仕事をしていましたが、現在活躍している役者は、苦労に負けないで情熱を持って頑張った人だけが残っています。

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