2014年7月6日日曜日

幸せさがし-9

最近は中学生や高校生が、お金欲しさにいかがわしい仕事に手を染めるという話はよくあります。
お金さえあれば楽しいことが何でも手に入ると考えていることの証です。
そういう子供たちに親はどう説教するのでしょうか。
「人生はお金だけではないのよ」と言うのでしょうか。お金が全てだと思っている子供に、幸せはお金だけでないと言って説得力があるでしょうか。
子供は親によって性格や人格が作られます。親たちのお金に執着した姿を見せつけられて、子供たちは育ってきます。もしそういう子供に「人生はお金だけでない」と言っても効き目はないでしょう。
お金が潤沢にあれば本当に幸せな生活が出来るのであれば、法律に抵触しない限り、学生であってもお金に執着して、お金儲けに走っても悪行であるとはいえません。
お金に執着しても僅かな金額しか手にすることは出来ない。そんなことで学業を疎かにしてはいけない。
まして将来の有る身でありながら、僅かな金額で身体や心に傷がつくような行為は愚かであると、大人はそう思っているから諌めるのです。
子供達の行為を諌めるそういう時の大人達は、人生はお金ではないということが分っているのです。
でも、どう生きて行くことがベターでありベストなのか、そのことを明確に論理的に子供たちに伝授するだけの説得力に欠ける大人が多いのです。

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