2014年5月4日日曜日

おかしな議論

 先週辛抱治郎さんが司会する番組で専守防衛に付いての議論が交わされていました。名前は知りませんが女性のゲストも呼ばれていました。
 今政治は専守防衛論で白熱しています。専守防衛をどこまでの範囲まで拡大解釈できるかということが議題です。
 辛坊さんは女性のゲストに「どう思われますか」か振りました。そうすると女性のゲストは「話を聞いていますと戦い方の話ばかりですが、戦にならないようにもっと友好関係を深める努力をすべきではないか」と言われました。
 その言葉を聞いた時に私は驚きました。そして何故か怒りがこみあげてきました。
 友好関係を深める努力をする。そんなことは当たり前のことです。その当たり前のことをあの場で言うことそのものが、何か聴視者である私たちが愚弄されているようで、気分が悪かったです。
 戦いなんか誰もがしたくないのです。話し合いで済めばそれが理想です。でも幾ら努力をしても国益のぶつかり合いですから、どうにもならない場合が必ずある。こちらから戦いを挑まなくても相手から仕掛けてくるときがある。歴史と現実を注視すれば歴然です。
 そんな場合に自国は自国の力で守れなければいけないでしょう。同盟国に大きな出費と人命を犠牲にさせてはいけないでしょう。先ず自国が有事の際は矢面に立たなくては虫が良すぎるでしょう。そのように考えるのが普通です。そう考えた時に、今の憲法のままでどこまでやれるのか。もっと国民が真剣に考えなければいけないと思います。現実を見てみますと、自国の為に同盟国の人が命を落とすかもしれない。亡くなられた方の親の気持ちを考えると、有事の際は先ず自国の人間が矢面に立たなくては虫が良すぎるとは思いませんか。専守防衛の拡大解釈には反対の人が多いのですが・・・。

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