2014年5月13日火曜日

紫と白

 昨日はニオイバンマツリを間違ってニホイバンマッチと記してしまいました。
私がデジカメで花を撮っていますとわざわざ近づいて来て、「この花はね」と教えてくださった女性がいます。親切に教えてくれた女性に「ありがとうございます」と言いたいです。
歳をとると記憶力の低下で直ぐに忘れてしまいます。特に年老いてから覚えたものは直ぐに忘れてしまいます。でもこの花は大好きな花ですから、忘れないと思います。
 ニオイバンマツリは咲いてから色が変化していきます。そういう花はいくつか知っていますが、紫と白は気品があってそれでいて秘めたる艶やかさが感じられる大好きな色です。
 紫は古来から高貴な色として扱われています。
古代中国の天文学では北斗星の北に紫微(しび)という星座があり、紫微は天帝の居所といわれ、紫宮と言われていました。
日本では北は天皇の座する方角とされ、何も知らない武士が、北の方角を正面に受けて着替えをしたことを、大変無礼であるととがめられて首を切られたという逸話があります。
推古天皇11年(603年)に冠位十二階の制がしかれます。
徳、仁、礼、信、義、智に大小を付けて12階にしたもので、冠の色で階級を表示しました。徳は五行をすべるということで、最も格調の高い徳に紫が配されています。奈良時代には白(天皇の色)、黄丹(おうに=皇太子の色)に次いで紫が官色の最上位とされ、現在もなお高貴な色として、一般に印象付けされています。

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