2013年10月7日月曜日

お稽古事の「修」「破」「離」-7

離の段階に達すればどのように教え伝えて行くかという自分なりの境地を切り開かなければいけません。
 でも、当初から確かな理念と信条を有して取り組むことは無理です。
そういうことよりも実行に移せば、先ず経営的に続けて行くことを思考することが肝要です。
 名声がない、資金もない者が、お稽古事で経営的に成り立っていくことは至難のことです。でも、始めた限りは何としても成り立つようにしなければいけません。
 資金が潤沢でない人は困難を極めます。私がそうでした。
その困難を乗り切って経営的に成り立つようになれば、その苦難の中から、どういう指導をすればより大きな使命を果たしていけるか。そのことが自ずと分り、それが理念信条につながっていきます。ですから当初から確かな境地を持つことにこだわらなくてもよいのです。
続けて行けるか否かが重要です。
 人は人をよく観察しています。100%の支持を貰うことは不可能です。如何に自分の支持の%を高めるかということです。それが高ければ経営的成り立つようになります。%が低ければ潰れます。
経営的に成り立つようになれば、その中から様々な物事を学び自分を高めていけることになりますので、お稽古事を始めたならば、離の段階まで進むのが理想だというのが、修,破、離の教えです。

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