2013年10月6日日曜日

お稽古事の「修」「破」「離」-6

破の段階までに達っすれば技量は一人前です。
そこまでに至ればそれを手段として楽しむことはできます。楽しむことは可能ですがそれでは自己満足に終始してしまいます。
人は自己顕示欲の強い動物ですから、人から自分の存在価値を承認されてこそより大きな喜楽に繋がります。
身に付た技芸は人に役立ってこそ値打ちが高まり、大きな喜楽がえられるようになりますので、人に役立つ活動をはじめなさいというのが、「離」ということの教えです。
 活動を始めるにはお金が必要です。立派な技量を有していてもお金がなければ人に役立つ活動はできません。
 奉仕活動では続きませんので、お金を頂けるようなシステム作りをしなければいけません。
お金が動けばそれは事業です。お金が動けば税務申告をしなければいけません。お茶、お花、踊りその他のお稽古事も税法上はサービス業に含まれます。
 お茶、お花、踊りその他のお稽古事はサービス業だということをご存知でない人がおられます。
 歴史と崇高さを醸し出しているお稽古事は、別世界の業種と思っておられる人がいますがサービス業の一つです。

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