2013年9月3日火曜日

ドラマ「半沢直樹」を見て思う

このドラマを見て印象に強く残るところは半沢家の夫婦愛です。
夫が大変困難な状況に追い込まれている。そうなれば生業を夫に委ねている妻達は、先の生活を考えて困難な状況に陥ったことに対して不安を募らせ、上司に従順になることを夫に進言したり、そうなったことを責めたりするのが一般的です。でもドラマでは「何があっても、私はあなたに付いて行きます」「納得の行くようにやってください」という妻の愛が描かれています。
 リストラされたり、事業に失敗して自殺をしたり、家出をしてホームレスになる。またそれを機に離婚するという話も少なくありません。
夫が苦境に陥った時に、妻がどう接するかでその後の夫の人生は決まってしまいます。
 家のローンは残っている、子供の学費や進学のこともある。「これからの生活をどうするのですか」と妻から責められれば、責任を感じている夫は死んでしまいたい。姿を隠してしまいたいと思うのが普通です。
 大きな借金をしていても妻が夫のことを思い遣り「最悪は破産宣告」という方法もあるのですから、私も働くし子供たちにも協力してもらえば、食べていくぐらいはどうにでもなるから「そんなに心配しないで」と、妻の覚悟さえあれば、何があっても家族は仲良くやっていけます。
 でも長年の夫婦生活の中で、夫婦関係が冷め切ってしまっていてはそれは無理ですね。
 既に冷めている夫婦が多いから、家族であっても各々が自分の保身を優先させてしまうから家庭崩壊が起るのですね。そういう夫婦を沢山見てきていますから、半沢家の夫婦関係はすがすがしく思い印象に残ります。

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