2013年9月16日月曜日

楽しみの検証-7

着付のお稽古も、「お稽古も」と言いましたが、それはどんなものでも同じであるということです。
上手になるには、それなりの困難が伴います。困難を乗り越えるには努力と我慢が必要です。
 我慢や努力が必要となりますと、「私は別にプロになるつもりがない」、「別に出来なくても生活に支障がないから」等と自己弁護して、簡単に辞めて行かれます。
 それは楽しみには刹那的なものと、永続するものがある。お稽古事などの教養に関するものに取り組み、確かな教養を身に付ければ永続する楽しみに繋がる。人生に膨らみを持たせるには、刹那的な楽しみばかりを求めるのではなく、永続する楽しみを持つことが大切であるという、人生の理解度が足りないから簡単に辞めて行くのです。
 人生は端的に言えば「寝ること」「遊ぶ事」「仕事すること」でなりたっています。その三つのサイクルの中の「遊ぶ事」は、非常に楽しいです。癒されます。しかし「遊ぶ事」の中にある楽しみは刹那的で永続しません。
永続する楽しみは「仕事をする」というサイクルの中に存在します。
それは経験をして、実践の中で覚醒していくことですから、知らない人が
多いのも無理はありません。

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