2013年5月28日火曜日

小袖と現在の着物の違い(袖)


袖の形は当初はAの筒袖です。小袖が表に現れる部分が多くなり、小袖中心の時代になりますと、Bの薙刀袖、または船底袖という形になります。
元禄期になりますと袂が大きくなりCの元禄袖になります。
それから袂がさらに大きくなり男子は宝暦(1751年)、女子は安永時代
(1772年)ころからは男女ともにDの角袖になります。
角袖は仕立てる時に四文銭で丸みを付けたので銭丸袖とも言われています。
現在は男女ともに角袖に仕立てますが、四つ身や娘たちの着物は可愛い感じを出すために元禄袖にすることもあります。
作業用の上っ張りや半纏は現在でも筒袖や船底にする場合もあります。



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