2013年5月7日火曜日

教えること・教えられること(7)

私はYouTubeで紋付の羽織袴の着装の仕方をアップしています。大変多くのコメントを頂いていますが、大半は外国人からのものです。きもの文化に対しては外国人の関心が非常に高いことがわかります。
現在はグローバル化して外国人との接点も多くなっています。最近浴衣は仕立て上がりの安価(下駄も含めて1万円くらい)なものが沢山ありますので、外国人と接する機会の多い方はお土産に浴衣を差し上げれば喜ばれるのではないでしょうか。
そういうことの関連からも、着物を着る時にはどういうものが必要か、そしてきものの畳み方と、浴衣くらいは簡単ですから自分で着れるようになって頂きたいと思っています。
よく「きものを着る機会がない」という言葉を耳にしますが、その言い方は正しくはありません。
着物にも室内着から普段着、街着、外出着、盛装(正装)、礼装(礼服)があります。そのように着物にも普段着、お洒落着、そして儀礼用の服とありますので何時でもその気になれば着れるわけです。
着る機会がないのではなく、邪魔くさい、着付が出来ない、活動的でないという理由から皆さんは着用しないだけなのです。それを着る機会がないという言葉で一括りに片付けてしまうくらいに、きものは衣生活から疎遠になってきているということです。

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