2013年4月6日土曜日

かまど

かまどのことを置所(おくど)と言います。
ご飯を炊いたり、煮物をしたりする所で、昔はご飯を炊けば先ず神仏にお供えをしました。そして私たちが生きて行くための生命維持の根幹の働きをしてくれるところですから、「おくどさん」などと敬称で呼んでいました。
「おくどさん」という呼称には、その言葉の中に感謝に満ちた気持ちが込められています。
 荒神さんは三宝荒神の略で、三宝荒神はかまどの神様です。
昔は何処の家でも荒神棚を設けてお祭りしていました。
お正月には先ず最初に荒神棚にお供えをして拝み,それから仏様にお供えをして拝むというのが順序だと教えられていて、封建時代の名残でしょうか、荒神さんは男がお供えをする方が喜ばれると言われて、お正月の元日には子供の私がやらされていました。
今この年になって思えばそれが順序であることがよくわかります。

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